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非公開
とある人が体験した話。その人はあまり文章にするのもされるのも得意ではなかったみたいだったけれどそのまま使わせていただいた。曰く「怖かったけどこうして文章化するとそうでもないね」とのこと。書いている途中も窓の外を見ると『彼』がいて、相変わらずスマホに夢中だった。そういえば
彼のスマホも自分のと同じように画面が割れている。そういうことを考えていると脳みそが天井裏みたいに空っぽになって、小さなネズミがカリカリと床をひっかいているような不快感を覚える。
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