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元ネタ
百たそ自身は演じてるとかそういう自覚ないんだけど、周りから見れば求められる役(例えば先輩とか後輩とか、こうして欲しいな〜みたいなの?)を演じてる感じ?
を、何となく千さんが感じ取って「百に役割なんてないよ」みたいなことを言い出すから、普通に千さんに話しかけてた百たそ固まっちゃって瞳にハイライトなくなって「そ...っか」って黙り込んじゃって千さんが慌て出すんだけど「大丈夫だよ」っていつものように笑うから、千さん脳内であわあわしてて。でも言葉が出てこなくてそうこうしているうちに「・・・帰ろっか、千」って百たそが言い出したのでそれぞれの家に帰ることに。
帰宅した時、家には瑠璃さんがいて玄関の扉開いて「おかえり〜」って言っても何も返ってこないから不思議に思って見に行くと百が立ち尽くしてて。昔心を閉ざした時の百がそこにいて、目を見開く。
「誰かに、何か言われたの」静かに問いかけるけど、百は笑って「だいじょうぶだよ、ごめんね」って言って自室に向かう。「も...」って名前呼ぼうとするんだけど、ちらりとこちらを見た百の瞳があまりにも悲しそうで泣いてないのに泣いてる、みたいな...?
それ見たら何も言えなくなっちゃって、瑠璃さん拳作って握りしめておかりんに連絡してくれるといいな
瑠璃さんと千さんとおかりんの3人で話して、最終的に「百の人生は舞台でも物語でもないでしょう?百は百だし、求められる役を演じて、自分の気持ちを表に出すことはなくて無意識にでも殺してしまってるから、そんな事しなくてもいいって言いたかったんだけど...」みたいなこと言い出した千さん。
そんな千さんにおかりんも瑠璃さんも「ならもっとちゃんと伝えて!」っていうやつ。
心閉ざした百たそは瑠璃さんとおかりんのコエは届かないので千さんが説明することに。
百瀬くんはいいます。「どうしてきたの?おれはもうひつようないんでしょう??」千さんは「そんなこといってないでしょ」って言うんだけど、百瀬くんは首をふるふる振って「やくわりはないっていった。」っていうから、「そういう意味じゃなくて、百の人生なんだから、自分を殺さなくてもいいんだよって言いたかったんだ。」ってちゃんと説明して、百瀬くん目を見開いて「そう、だったの...?」って瞳からボロボロ涙こぼして呟くやつね。
最後はいつも通り仲良しなふたりに戻りましたとさ。