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全体公開
2021年5月15日の「超Beckon of the Mirror 2021東京」で頒布した本の再録となります。
完売しておりますため、試験的にこちらで分割して公開しようと思います。
<あらすじ>
自分は恋をしている。とある晩、ジェイドはふいにそれを思い出した。連鎖的に甦ったのは、自分が何度もトレイに想いを告げていたという記憶。この感情を塗りつぶしただろう男は、なにを思ってそれをしたのか。こうも不誠実な態度を取り続けるのならば、もう二度と同じことなどできないように、この身でもって、こちらの本気を示してやろうではないか。
星が煌めいて降る夜、ジェイドは彼の目の前で小瓶の薬を飲みほした。
※学舎の内装や魔法、寮のしきたりなど、捏造要素が多々出てきます。また、若干パーソナルストーリーのネタバレが含まれます。アンデルセン版人魚姫をモチーフとしておりますため、気になる方はご留意ください。なお、ハッピーエンドですのでそちらはご安心ください。