1376字
ソナーズユーザー限定公開
問われれば磐木は薄く笑んで答える。
「お母さん、かな」
可愛らしい返答に周囲は理由を問う。
おままごとの延長か、はたまた好いた男が居たのか。
いびつな女であるから、磐木の思考を話したところで賛同を示せる人間は少なかろう。
だから、彼女は焦った顔を作る。
「え、えっとね、きょうこもお母さん役、やりたかったから」
ままごとの延長だと、皆に刷り込むように。
自分の傘は自分の子に渡せるのか、試したくて仕方ないだけのくせに。
本文を読む前に確認が必要です。