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洗脳されるアガペー。
バルセロナのGPF後、2月下旬辺りの、ユーリ・プリセツキー目線の話。大会成績など捏造多数です。
ユリオの視点を通して、チムピオーンの日常や、ヴィクトルと勇利のイチャイチャぶりを書きたかったのですが、ヘンなヴィク勇匂わせになってしまいました。
ミラに洗脳?されます。
ヴィクトルと勇利は付き合ってますが、ユリオとミラは(まだ)知りません。
一応ヴィク勇の話って思いながら書いたのですが、ユリオの話になったような…?
ユリオの主人公気質って、こういうコト?
ユリオって、勇利君の事を純粋にスケーターとして相当好きなんじゃないかと。
周り敵だらけ、敵対的に強がって生きてきた感じのするユリオが、勇利君は肩の力を抜いて接する事の出来る存在だったらいいなぁ、なんて思いながら。
これ(#1『Barcelona night view』 https://sonar-s.com/novels/774bbd7b-5aab-4d97-a1dc-e069c72a17fb )と同じ世界線です。
拙作シリーズ中のエピソードを緩く同期させております。
pixivに投稿したものを転載
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16619482
以下、本文後の蛇足。
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「色ボケジジィ共、さっさと引退しろっ! バァーカ!!」
バタンとドアが閉まってから、勇利は青い顔をしてヴィクトルを振り返った。
「ヴィクトル、僕たちの事、ユリオに話したの?」
顎に指を当てて考えながら、ヴィクトルは答えた。
「いや…ワールドも終わって、勇利が完全にこっちに移ってからと思ってまだ話してないよ」
「あ!さっきキスしてたの、見られちゃったかな?!?」
「う~ん…そうかも」
「もう!ヴィクトル!!だから口はダメだって言ったじゃん!!」
「俺は、気付かれたなら気付かれたで構わないゾ♡」
「ちょ!なんかハズいじゃん!!」
「まぁ、ミラ辺りもね、気付いてそうだしね」
「え~僕、どんな顔してみんなと顔合わせたらいいの?!」
「バカだな、勇利…いつも通りの可愛い顔でいいんだよ?」
「もぉっ、ヴィクトルのバカっ…」