やわらかな裾で魔物を飼うの

――植物園のその奥で、気まぐれに時間と居場所を分かち合っても、まだ名前すら名乗りあおうとしない。脆い"ゆきずりの"私たちだった。 少年たちの輪に入ろうと、"少女らしさ"を捨てるべきか迷う少女監督生と、視線に魔物を飼っているヴィル・シェーンハイトの話。 twstのヴィル監♀です。 Twitterやpixivにて掲載済みですが、おためしでこちらにも。