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ソナーズユーザー限定公開
MEZZO"、 IDOLiSH7の作曲を担当するようになってから、初めてラブソングを作って欲しいと指定された壮五。
実体験を参考に、と言われて思い当たるのは大和との関係だけだが、それをどう曲に起こしたらいいのかが分からず壮五は途方に暮れる。多分、今もお互いに憎からず思っているのだと感じているけれど、思い起こせば恋人らしいことはもうずっとしていなかった。
流されるように関係を持ったけれど、それは確かに愛情のある関係だったと思うけれど、恋人らしいやり取りが途絶えてしまった今、自分たちはどうなりたいのだろうか。
ラブソングの制作にかこつけて、自然消滅しかけている自分たちの関係を振り返ったり、見つめなおしたり、浮かれてみたり、落ち込んだりする話。ハッピーエンド。