ツルとトキ

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【声劇台本(男2:女2:不問0)】 高らかなるその一声は、皆を導く声となり、呼応してあがるその声は、皆の心を昂らす。 ───── 腕に刻印を持つ女性クレイン・アイビスは、ある時、ひとつの村に訪れる。 その村では老若男女問わず毎日必死に働いており、そのくせ生活はいつまでたっても豊かにならず、多くの富を中央街へ奪われていた。 そして村の人々は、その状態が異常であることを誰一人として気づいていなかった。 クレインには、それが許せなかった。 複数の地域を渡り歩いた彼女にとって、その村の人々はあまりにも可哀想に見えた。 「私がこの村の人々を目覚めさせ、導かねばならない」 クレインはその村に滞在し、村の人々にずっと声を駆け回っていた。その結果、村の人々の意識も徐々に変化していった。 そして、機が熟したある日。クレインは皆の前に立ち、その声を上げるのであった。 ───── クレイン(♀):腕の刻印が特徴的な女性。本名クレイン・アイビス。他3人よりも少し年上。村の外から村に訪れ、村の人々への啓発にいそしむ。 タルト(♀):村に元々住んでいる女性。ノックス、セオドアより少し年下。二人とは幼馴染でとても仲が良い。変化を好まない。 ノックス(♂):村に元々住んでいる男性。セオドアと同年齢。セオドア、タルトと幼馴染で仲が良い。三人の中で最も血の気が多い。 セオドア(♂):村に元々住んでいる男性。ノックスと同年齢。ノックス、タルトと幼馴染で、特にタルトとは仲が良い。少し弱気なところがある。 ───── 本作品を上演する際は、利用規約の確認をお願いします(閲覧のみの場合は確認不要です)。 https://sonar-s.com/novels/e0a44509-3417-4432-a778-463af51c54c3
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