季節は春(7)

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働きづめに働く啄木に、唐突な悲劇が降りかかります。生後たった24日で長男を亡くした彼は、我が子を火葬したその日の夜、『一握の砂』の見本刷りを手にしました。どっと自らの疲れを感じた彼は、年明けには夜勤をやめさせてもらおうと考えます。同時に大逆事件の裁判は非公開のまま進行し、明治四十三年が暮れていくのでした。

二つの海と書いてふたみです/好きな作家はトルストイと舞城王太郎/啄推し文アルお司書20↑