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時は大明帝国の治世、永楽四年(一四〇六年)。
華山の少年剣士・謝修雷は、魔教教主・赤燎炎によって姉を奪われ、自身も重傷を負った。
満身創痍の修雷が目を覚ますと、そこは見知らぬ洞窟の中。
半死半生、動くこともかなわずに洞窟で朽ちていくことを覚悟した修雷は無念を口にするが、そのとき思わぬ救いの手が訪れる。
「はろーはろー、おはようございます。お元気ですか? ははーん、さては元気じゃないですね?」
洞窟の奥から現れた少女が、修雷に語りかけてきたのだ。
金属の肌と宝玉の目を持つ不思議な少女は姜愛と名乗り、修雷に取引を持ちかける。
「わたしの捜し物を手伝ってください。そうすれば、あなたの目的に協力してあげます」
姉を取り戻すため、取引に応じた修雷は、姜愛からある武術を伝授され、最強の剣士へと成長していく。
復讐に胸を焦がす少年と、機械仕掛けの少女。
これは二人が織りなす、奇妙な旅路の物語。