グリモワール書籍館

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時は明治十九年。日本、東京。 主人公・薄墨界は父親の営む何でも屋として活動していた。と言っても父親・博文の右腕と言う、補佐的な仕事ばかりだった。しかし、九月十六日。何でも屋に手紙が届いた。その手紙は、フランス語で書かれてあった。博文はその手紙を、界に託した。手紙の内容は、「貴方の力が必要です。どうか、こちらの地図に書かれた場所まで来てください。お願いします」とのことだった。界は初めて正式な依頼を受けた。そして初めて父から仕事を託された。大学と話をつけたが、その後大学を中退し、フランスへ渡航した。