私の世界はどこまでも平ら、レイヤーの目を入れたり消したりして、時々君の前に現れよう。
私の世界はどこまでも平ら、レイヤーの目を入れたり消したりして、時々君の前に現れよう。 石川葉による小さなお話の連作。
わたしたちが願うのは、 雲に星をぶら下げる仕事。 心を照らしても、 それはあるものだから、と否まれることもないこと。 - 石川葉 詩集『Garland』
詩集『Garland』より
わたしの影の物語。 わたしたちは空の底に住んでいるの。
カナンとヨナは双子の中学生。 第一話の語り手は少し奥手なカナン。そんな彼女が恋をした。彗星好きな彼女は、少し変わった恋の落ち方をする……。 ーー私は自宅のベランダで群青の夜空を見上げながら、ひとつた……
わたしとわたしの影の日常を綴るオムニバス形式の連作小説。 今回の物語は、わたしの影のイントロダクション。 『きっと、わたしの他にも、こういう人はいるのじゃないかと思うけれど、かれんちゃんが、わたしの影……
辞書を紐解き、物語りする。寓意に満ちたふたりの友情の物語。 ー「好きな花に梱包されてわたしたちは天国に運ばれる。遺言する、わたしたちは好きな花に囲まれたいと」 「遺言する。わたしたちは好きな花に囲……
バクのパレードという一団がいます。そのパレードが通った村では、しばらくの間、悪夢を見ずにすむと言われています。しかし、その一団には悪い噂もつきまとっているのでした……。