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未来の世界、人類はリアルで生きる事を止め、バーチャルで生きていた。世界の人口の約8割がバーチャルで一生涯を終え、残りの2割がリアルでバーチャルシステムの管理、人口の管理、バーチャル内の監視を行っていた。
バーチャルでは全ての人類は平等で、病気も差別も悲しみも苦しみもない。願いさえすればどんな事でも叶えられる。
バーチャルでは自分の死期、死に方ですら選ぶ事ができる。人類はバーチャルをこう呼んだ。
ー「理想の世界・救済措置バーチャル」と。
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