見ず知らずの男が俺の席に座り、俺の日記を読んでいた。「君のそれは、すでにエッセイだよ」――大学の学食で出会った奇妙な男と、手帳を持ち歩く俺の出会い。もしくは同人小説書きと、無自覚エッセイストの出会い。……