掌編小説です。
学校に行けなくなったぼくの家には「姉」がいる。 「姉」は姉だが実際の姉ではない。母の母の、ずっと前の代からぼくの家で「姉」をしている。 姉はぼくを連れて瀬戸内海の島で夏休みを過ごす。ささやかな2人……