チンチラが死ぬか、おれたちが死ぬか。これは戦争だった。
使節としてヒト科の街にやってきた猫の錨天の目は白くぴろぴろとはためくソレに釘付けになった。 舐められてはいかんのでたやすく飛びつくわけにはいかないが、それはどうにも猫の本能を刺激する……。