雲に届く一枚岩から真っ直ぐに伸びる糸は触れたものすべてを刳る死線だった。
星の終わりに巻き込まれ死ぬしかなくなった青年が、砂漠で老いた男と出会う。 この世にいとまを告げるように、青年は崩壊する星を眺めながら男と語り合う。 大塚明夫さんの朗読「星の降る砂漠」を聴きながら書い……