永遠に生きる者の愛について
しつけ
消えていくものは優しい 壊れていくものは愛しい 必要ないと断られるまで 何度でも名前を呼ぶ
叶えるだけの力があるのに、振るわない理由がなくて、誰にも止められない。
一点の曇りもない笑顔だ。
「お前さんをそんな姿にさせてしまったのは、儂らのせいじゃろうか」
良い夢を。
(インターバル)
太陽が昇ろうとも、月が沈もうとも、
好きにしてくれよ。
夢を見ているような、すみれ色の感傷。
みんな人として人を愛していて、そして間違っているのかもしれない。
夜伽
日は昇り、また落ちて、気が付けば夜になる。
いいことも、わるいことも、 忘れてしまえ。 額を拭い、そこへ口付けて、 きっと昨日も嘘になるまで。
ふーん。器用じゃの。
よろこんでいたくせに。
70代の青年と、年齢不詳の老爺の話