純文学ずきのモノカキ。エログロ書きだけど、最近はキレイなの書いてます。小説は主にカクヨムで公開→ http://bit.ly/3EwYVHX
何の仕事かって? わたしゃ死神ですからね。そりゃ、人の魂を抜くのがお仕事ですよ。
アルバムの中には「彼がピアスホール開けてくれた記念」のような他愛もない出来事がたくさん詰めこまれていて、その一つ一つがワタシにとってはまばゆい煌きをはなつ宝石のようなもので、さしづめこのアルバムは煌め……
不倫なんてまっぴらごめんだ。今だってまだ、そう思っている。 けれども、好きになってしまったのだから仕方がない。燃え始めた恋の火を消す方法なんて、ワタシは知らない。 障害が大きいほどに強く燃え上がるのが……
温かな指先が頬にふれる。コタツの中で上気したボクよりも、さらに熱をおびた指先……緊張の程は彼女の方が上だと知る。 「内緒だよ……」 照れくさそうに目を伏せ、薄闇の中でノブちゃんが笑う。 ベッドからは、……
東京にこんな広い畑が広がっているだなんて、二十二年も生きてきてまるで知らなかった。 ましてや農家が道端で野菜を直売してたり、無人販売の小屋まであるだなんて…… ここは本当に東京なのだろうかと疑ってしま……